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高専生の就活体験記Vol.05

高専生のみなさん、こんにちは!高専Link運営事務局です。


高専生がどのように就職活動を行っていたのか、就活を終えたばかりの2024年卒高専生の就活体験記を掲載します。


これから臨む就職活動の参考にしてください。






目次


  内定企業・所属

  Q1.どんな高専生活を送っていましたか?

  Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?

  Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

  Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。

  Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス






内定企業・所属


大手化学メーカー内定者(2025年卒)/化学系高専生(本科)







Q1.どんな高専生活を送っていましたか? 


バドミントン漬けの毎日を送っていました。私は小学3年生の頃からバドミントンをしていて、高専に入ってからも5年間、全力でバドミントンを続けることが出来ました。


高専は実験や実習が多く、レポートも大変です。そのため、普通高校の強豪校と比べると練習時間の確保がしづらく、とても苦労しました。


しかし私は、そのような環境でも強豪校の選手と競い合い、勝っていけるようになりたいと思い、大学生や社会人の方々の練習に参加させてもらったり、空いている時間があれば自分でトレーニングしたりする日々でした。


たくさんの方々に協力して頂き、またずっと支え続けてくれた家族のおかげで、自分でも努力することが出来たと思います。




そんな私がなぜ高専を選んだのかというと、留学したかったからです。もちろん化学を勉強したいという理由もありましたが、高専を選ぶ1番の決め手となったのは、留学しやすい制度が整っているということでした。


私が通っている高専は、提携している海外の大学が多く、それらの大学に留学できるプログラムがあり、また文科省の留学支援制度にも、留学に詳しい先生の手厚いサポートを受けて応募することが出来ます。


私はこの留学支援制度に応募し、採用して頂けたため、3年生の春休みに1か月間カナダに留学することが出来ました。


中学生の頃からの目標であった留学をすることが出来て、高専を選んでよかったと思いました。







Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?


4年生 5~6月


まず、5月から6月頃に、どの企業のインターンシップに参加するかを考えました。


インターンシップに参加して良い成績を残し、来てほしいと企業の方に思ってもらうことが出来たら逆指名を受けることもあると先生から聞いていたため、インターンシップに参加する企業には就職するつもりでインターンシップ先を決めました。



4年生 9月


9月にインターンシップに参加しました。私が参加したインターンシップはオンライン形式の3日間でしたが、そこでは実際に高専から就職された方がどのような仕事をしているのかを紹介してもらったり、その方々と雑談を交えてお話することが出来たため、高専卒で就職する自分はどのように働いてどのような生活をするのかをイメージすることが出来たと思います。


また、一緒にインターンシップに参加した高専生とグループワークをする機会もありました。初対面で初めは緊張してしまいましたが、最終日には就職活動についても情報交換することができ、また、連絡先も交換することが出来ました。


私はインターンシップに参加した企業に就職したいと思い、連絡先を交換した友人にも、同じようにその企業を第一希望にすると言っている子がいたので、その子と連絡を取りながら以後の就職活動を進めました。



4年生 12月


12月に、インターンシップに参加した企業のオンラインイベントがあり、それに参加しました。


そこではグループワークがメインでしたが、どのように就職活動を進めているのかをそこで一緒になった高専生と話し合うことが出来たので、自分ももっと頑張らないと!と就職活動のエンジンをかけ直すことが出来ました。その勢いで自己分析と適性検査の勉強を始めました。



4年生 2月


2月に、企業にエントリーする時期が近づいてきたため、本当にインターンシップに参加した企業を第一希望にするのかを考え直しました。


インターンシップや12月のイベントで聞いたことをメモを見ながら思い出すと、その企業に就職すると自分のやりたいことが出来ないのではないか、就きたい職種には就けないのではないかと思い始めました。


そこで、ちょうど2月末に当時の第二希望の企業のオンライン説明会が開催されたため、それに参加しました。


そこで高専卒の社員の方々がどのような仕事をされているのかを聞くと、その企業では自分のやりたいことが出来そうで、その職種以外にも興味のある仕事がたくさんありました。


自分の中で1番妥協してはいけないことを考えると、やはり職種は妥協したくないと思い、その企業を第一希望にすることに決めました。


しかしその企業にはインターンシップにも参加していないですし、企業側に何のアピールも出来ていません。そこで、人事の方と個別相談会をして頂けることを知り、申し込みました。そこでは聞きたいことをたくさん質問し、企業について詳しくなり、また人事の方にも顔と名前を覚えてもらうことが出来ました。



4年生 3月


3月にエントリー開始だったため、開始初日にエントリーし、面接と適性検査を受けました。


適性検査も12月から勉強していましたし、面接練習もたくさんしてもらっていたので、両方とも困ることなく進んでいきました。3月末に合格を頂くことができ、就職活動が終了しました。







Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。


やっておいてよかったことは、企業の人事の方と積極的にコミュニケーションを取ったことです。


人事の方とコミュニケーションを取るということは、自分はその企業のことをよく知ることが出来るということと、人事の方に自分はその会社に興味があるということをアピールすることが出来るという、メリットが2つあります。


私の場合は、人事の方とオンラインで個別相談会をして頂き、気になることを質問しながら1時間程お話させて頂きました。その他にも気になることが出てきた時にはメールで質問しました。


このようにコミュニケーションを取ることで、私はその企業のことをよく知りながら顔と名前を覚えてもらうことが出来たので、面接を受ける際には自信を持って挑むことが出来ました。







Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。


私が就職活動をする際に参考になったものは、先輩方からのアドバイスです。


部活の先輩でよく話す先輩がいたのですが、その先輩が大企業から内定をもらったため、就職活動を成功させるためのアドバイスをもらいました。


その先輩からもらったアドバイスは、「多くの人は部活を頑張ったことをアピールするため、部活と、あともう一つ何かアピールできることを5年生までにしておいた方がいい」というアドバイスでした。


このアドバイスを受け、私は留学したこともアピールポイントになると思い、実際に面接の時の話のネタにしました。


また、面接で聞かれそうなことを調べ、それに自分で答えていくという「自己分析」をしておくと良いというアドバイスも頂き、実際にやってみると、面接の際に想定外な質問をされても柔軟に対応することが出来ました。







Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス


就職活動をする際には、履歴書やエントリーシートなど初めてで分からないことがたくさんあります。


そんな時には先生や先輩を頼り、添削や面接練習をたくさんしてもらいましょう。たくさんの先生に面接練習をしてもらうと、一人ひとり違う意見やアドバイスをもらうことが出来るので、自分の面接がより良いものとなります。


そのようにたくさんのアドバイスをもらい、それを参考にするのはとてもいいことですが、最後まで自分らしさは忘れないようにしてください。


私も、就職活動では自分がどんな人かを伝えることが大切だと意識してやってきました。個性あふれる履歴書やエントリーシート、面接にしてください!


みなさんの健闘を祈っています!頑張ってください!






【高専生の就活体験記】は以上です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。