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高専生の就活体験記Vol.03

高専生のみなさん、こんにちは!高専Link運営事務局です。


高専生がどのように就職活動を行っていたのか、就活を終えたばかりの2024年卒高専生の就活体験記を掲載します。


これから臨む就職活動の参考にしてください。






目次


  内定企業・所属

  Q1.どんな高専生活を送っていましたか?

  Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?

  Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

  Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。

  Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス






内定企業・所属


総合電機メーカー内定者(2024年卒)/機械系高専生(本科)







Q1.どんな高専生活を送っていましたか? 


授業などに出る傍ら空き時間や休みの日には高専や地元の友達と趣味のグルメ巡りや旅行などに行ってストレス発散をしていました。




高専に行くことが億劫になってしまい、授業に出るモチベーションが上がらないことが週に何度かあり、自分の好きな手を動かすことができる実験などをモチベーションに学校に登校しました。


学内ではプログラミングに熱中し、低学年のうちは主にC言語、C++言語を学び基本のプログラミング技術を鍛えました。


3~5年生の高学年ではラズベリーパイでPythonを用いて地域の方と協力して田んぼの除草ロボットで位置情報に関する処理を行いました。


また、Arduinoと超音波センサを用いて自動で開閉とアルミ缶、スチール缶を分別するゴミ箱と振動センサを用いたバイク盗難防止のブザーを作成しました。


学外ではコロナ渦で暇になったことで主に対人戦のゲームに熱中しました。


対戦人口の上位0.01%に入ることを目標にレポートや課題の時間以外の時間をほとんど注ぎ込み結果的に目標を達成できたので良い形といえるかはわからないですが、目標を立ててそこまでどうやって階段を上っていけばいいかなどを考える能力と自分は目標を達成できるという自信がついたので良かったかなと思います。







Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?


3年1月

マイナビなどの求人サイトに登録してなんとなく就職活動を意識し始める。


3年3月

マイナビや学校の求人情報から自分の行きたい業界や先輩の進路などを調べてみる。インターンの情報などを集め始める。


3年4月

インターンの情報を本格的に集める。学校の情報のみでは明らかに不足していることに気づいたので個人で情報収集をすることの大切さを知る。


3年5月

インターンに行く企業を決める。この時ほとんどの学生は学校経由で履歴書やesを提出していたが自分が行きたかった企業(インフラ系のビルマネジメント職)は学校経由でなく個人でしかインターンを募集していなかったので個人で提出した。


3年7月

スーツやネクタイなどを購入する。来月のインターンではインターン生がほとんど大学生だったため自分のライバルが高専生ではなく大学生ということを理解する。


3年8月

インターンに参加する。後半に5日間行ったが、前半のうちから緊張や行きたくないなという気持ちになる。

いざ本番に参加してみると、友人などもできて参加した意義や楽しさを知ると同時に、自分はこの業界の仕事をしたくないということに気づくことができた。

社会人の所作を学べたという意味でも参加してよかったと思う。


3年10月

第一志望の企業(出版系)を決める。推薦の募集より一般の募集のほうが自分には合っていると考え始める。


3年11月

高専生向けの就活イベントに参加して改めてもう一回業界を見つめなおす。第一志望のESを提出。


3年12月

第一志望の1次面接を受ける。初の面接で緊張をしてしまい、経験を重ねることが重要ということに気づく。


3年1月

第一志望の2~3次面接を受ける。次回が最終面接だったため行けると思い余裕を持っていたが落ちて就職活動の厳しさを知る。


3年2~3月

一度吹っ切れてもう一度自分の学科や適性を踏まえていきたい業界を絞りesを2,30社ほど提出。


4年4月

ひたすらに面接を受ける。やはり回数を重ねるほど面接への緊張や苦手意識がなくなっていき、上達した。日程等が重なった企業もあったがオンライン面接の企業が多かったこともあり乗り切る。


4年5月

4月にひき続き、ひたすら面接に挑む。GW明けに内々定が二社ほど出る。

第一志望に落ちた後に目標にしてきた企業の面接があったが内定があることの心の余裕から緊張をあまりせず受けることができた。

その後2次、最終と第一志望の面接を受け合格。また並行して進めていた別の2社にも内々定をいただけた。







Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。


一つ目に早いうちからリサーチをしたことがよかったと思います。


周りの友達は学校に頼っていて、自分から調べる人が少なかったように思いましたが人生に一回しか使えない新卒カードを切ることの重要性を考えると自分から動くことが大切だと思います。


3年や4年の長期休みやテスト終わりは特にやることがないので絶好のリサーチのチャンスだと思います。


二つ目に自分が興味を持ったことに打ち込むことがよかったと思います。


頑張ったことやそこで得られたものをESや面接のエピソードやガクチカに使えるので打ち込むものは何でもよいと思います。


自分の例としては卒業研究に打ち込み、独創性がある研究を行ったことで挑戦心をガクチカとしてアピールすることができました。







Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。


就活サイトと受ける企業のサイト、友人の大学4年生や社会人の話を参考にしました。


就活サイトでは過去にされた質問や必ずされる質問、ESの内容などをリサーチできるため、事前の対策が可能となり就職活動をうまく進めるためには必須だと思います。


また、受ける企業のサイトでは今その企業がどのような製品を主戦力で戦っているか、企業理念は何か、企業が求めている人材はどんな人物かなどを知ることができて意識しながら面接やESのエピソードなどで話すことができます。


大学生や社会人の話は面接などをすでに経験済みなため、面接ではどこを意識して合格したかESのエピソードはこれで大丈夫かなど疑問に思ったことを聞けるので参考にしました。


自分はゲームで年上に友人を事前に作っていたため遠慮せずに聞けたのがよかったと思います。年上の友人や兄弟などだと話を聞きやすいと思います。







Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス


高専生は推薦で企業を受ける人が多いですが、1度視野を広げて一般で企業を受けることも考えてみるのが大事かなと思います。


推薦では募集していない企業を受けることができ、また推薦だとそこの企業しか見られなくなってしまうため、もし落ちてしまった場合に就職活動を1からすることになり非常に大変です。


また、インターンなどには参加することをお勧めします。


自分は参加してみてイメージと違うということを知れて業界を絞ることができました。


その業界を知ることができているためイメージと同じだった場合も面接などでインターンのエピソードや教えてもらったことを話すことができたため得しかないと思います。


また面接を何度も重ねた余裕が合格につながったと思うので場慣れすることが大切だと思います。


そのためには早めに第一志望以外の面接を受けてみて面接がどんな感じかイメージを付けてみると良いと思います。