高専生専用の就職情報プラットフォーム

会社検索

会社検索

高専生の就活体験記Vol.02

高専生のみなさん、こんにちは!高専Link運営事務局です。


高専生がどのように就職活動を行っていたのか、就活を終えたばかりの2024年卒高専生の就活体験記を掲載します。


これから臨む就職活動の参考にしてください。






目次


  内定企業・所属

  Q1.どんな高専生活を送っていましたか?

  Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?

  Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。

  Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。

  Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス






内定企業・所属


大手医療機器メーカー内定者(2024年卒)/電気電子系高専生(本科)







Q1.どんな高専生活を送っていましたか?


高専入学時から寮に入って生活しているので、高専生活というとやはり、寮での思い出が多くあります。


現在は高学年になったこともあり、寮を抜けて実家から通う人や一人暮らしをする人も多くなってしまったのですが、低学年の頃は寮に入っている人は多く友達がたくさんいました。


毎日、誰かの部屋に集まり遅くまで話し込んだり、お菓子パーティーをしたり、映画を見たりと、とにかく遊んではしゃいでいました。




また、夜遅くまでレポートを一緒に書いたり、テスト前は分からないところを教えあったりと、学習面でも友達と支えあって過ごしていました。


寮で生活することで、違う学科の友達や、先輩・後輩とも関係を築くことができたのは、自分のコミュニティを広げることにも繋がりました。


そして私は高学年になり、寮全体をまとめるリーダーの役割を任されました。任されたからには、頑張りたいと自分が出来ることを考え、少しでも寮がより生活しやすい環境になるように努めました。


ただ、長く生活していたとはいえ、いざ自分が先頭に立ってまとめようとすると、低学年の頃は分からなかった苦労なども見えてくることもありました。


ですが、そういったことも含めて、自分の経験値になり、寮での生活は高専時代に頑張ったこととして就職活動の際にも役に立ちました。







Q2.就職活動はいつから、どのように進めましたか?


4年生


●8月|インターンシップ


学校として夏休みのインターンシップ参加が推奨されていたのですが、この頃はまだ進学か就職かすら迷っていて、ぎりぎりまで決められませんでした。


ただ、大学より企業の方が自分の中でのイメージが浮かばなかったのでインターンシップに参加することで少しでも具体的になればと思い、先生から勧められた企業に行きました。


インターンシップに参加する中でその企業で働いている様々な部署の方から話を聞く機会があり、そこで自分もこういった仕事をしてみたいというのが見えてきました。



●12月|オンライン合同説明会


この頃は、インターンシップを踏まえて就職にしようということが決まっていました。


具体的にどの職種にしたいかもありましたが、業種が定まっておらず、絞りきれていませんでした。


そこで、オンラインの合同説明会に参加し、様々な業種の企業から話を聞くことで、自分の興味のある分野が分かっていきました。



●1月|合同会社説明会


この時の説明会は対面だったので、オンラインより質問もしやすく積極的に話を聞くことができました。


合計で6社ほどから話を聞きましたが、自分がやりたいと考えていた業種以外にも、まったく興味のない業種も時間の許す限り話を聞き比較しました。


仕事内容だけではなく、福利厚生やその企業での高専生の立ち位置なども踏まえて、企業を4社ほどに絞りました。



●1月|オンライン1dayインターンシップ


絞った会社の中の一つが高専生向けにオンラインでの1dayインターンシップを行っていたので参加しました。


実際に高専卒で働いている若手社員の方とお話する機会もあり後々とても参考になりました。



●3月|会社説明会


合同説明会で話を聞いてから、自分の中で一番惹かれた企業の高専生向け説明会に参加しました。


とても、丁寧に合同説明会では聞けないようなより深いお話や、仕事内容まで聞くことができました。これを踏まえてこの会社を第一希望にしたいと決めました。



5年生


●4月|第一希望の会社に応募


4月に入ってすぐ推薦の応募が始まることは分かっていたので、3月から履歴書作成を始め、応募開始後すぐに書類を送りました。


4月中に2回オンラインでの面談があり、選考を通って5月に1回対面での役員面談がありました。


推薦ではありましたが、結果がでるのが5月ということもあり、平行して、同じ業種の会社へ一般応募で書類を出していました。そちらは、適正検査があったのでそれに向けての勉強も始めていました。



●5月|第一希望の会社に合格


合格の連絡を受け、平行して書類を出していた企業にはすぐに辞退の連絡をいれました。







Q3.就職活動を終えて「やっておいて良かったこと」を教えてください。


できるだけたくさんの企業の話を聞いて比べたことです。


私は最初、自分の興味のある業種の話だけ聞ければいいと思っていました。


ですが、より多くの企業話を聞くことで自分が気になっていた会社の特色や、「この内容の仕事は自分にはできないな」といったことが見えてきました。


企業を比較するのに、私が一番良かったと思うことが合同説明会に参加したことでした。


一度に多くの企業の話を直接聞くことで情報の比較対象が増えるので、就職活動をよりスムーズに進めることができました。


各企業の説明会はより詳細に話を聞く場なので、興味のある会社に行くべきだと思いますが、一つの会場に様々な会社が集まって話が聞ける合同説明会では興味の有無に関わらず、なるべく多くの会社の話を聞くのがいいのではないかと思います。







Q4.就職活動で参考になったものを教えてください。


一番参考になったのは、実際に自分が参加した説明会での社員の方々のお話でした。


特に高専生向けの説明会では、高専卒で入社した若手の方がいらっしゃっていることも多く、実際に高専卒の先輩として働いてみてわかる、企業の詳しい話を聞くことができました。


人によっては実際に自分がどうやって就職活動をしてその企業を選んだのかを話してくださる方もいらっしゃるなど、インターネットで調べても出てこないような話が、とても参考になりました。


高専卒は、大卒とは募集の枠が違うことが多いので、就職活動サイトは普通の大卒向けも参考にはなりますが、高専生向けの就職活動サイトに登録するほうがより、リアルな情報がのっていることが多いので、参考になると思います。







Q5.これから就職活動をする高専生にメッセージ・アドバイス


就職活動については、本当に早く動き始めて損はないのでなるべく早く行動し始めるべきです!


そして、興味の有無に関わらずなるべく多くの企業の話を聞いて比べた方がいいです。


早めに動き始めたからといって必ずしも早く決まるかといったらそういうわけではありませんが、早く動き始める方がそれだけ考える時間ができるので、多くの企業の話を聞いたり、比較したりすることができるはずです。


就職活動で何に一番の重きを置いて企業を選ぶかは人それぞれですが、同じ業種、同じ職種でも、細かく調べることで企業によっての特色が見えてくると思います。


比較することで、より自分にあった企業を見つることができるはずです。


最後に笑って、後悔なく、就職活動を終えられるように頑張ってください!