よろしいですか?
こんにちは、高専OBの苗倉です。
皆さんは、夏期インターンシップに参加する企業を決めていますか?
そろそろ卒業後の進路について考え始めないといけない時期ですが、学校生活が忙しくて進路決定に時間を割くことができていない方もいると思います。
将来の進路を決める上で重要なのがインターンシップです。
本記事では、企業の選び方、参加するメリット・デメリット、そしてインターン先で実際どのような内容なのかを、著者の体験を交えて紹介します。
「高専生のインターンシップについて知りたい」という人は是非最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
✓ 1.インターンシップのメリット・デメリット
✓ 2.訪問先の選び方
✓ 3.インターン先で実際にどのようなことをするのか
✓ 4.インターンの今後の進路への活用方法
1.インターンシップのメリット・デメリット
まずは、インターンシップに参加するメリットとデメリットについて、私の体験談を交えながら紹介します。
【メリット】
・業界や企業、仕事内容について知識が増える
・公開されていない説明会や選考に参加できる
・お金や単位をもらえるものがある
・人事の方に顔と名前を覚えてもらえる
・会社の風土や雰囲気を直接感じられる
・インターンシップでの経験をエピソードとして面接で活用できる
【デメリット】
・貴重な夏季休暇の時間がとられる
・あまりに悪い印象を与えると選考で不利になる可能性がある
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インターンシップに参加するメリットは、会社説明や座談会の時間が設けられているため、企業に関する知見が深まることです。
また、インターンシップに参加した人にしか案内されない説明会や選考フローがある場合もあります。
参加していない人には案内すら届かないため、その企業を受けることになった際には優遇されます。
このような機会がない場合も、インターンシップで先輩社員に顔を覚えてもらえたり、企業に対する志望度が高いことを示せるため、選考の観点からも参加しておいて損はありません。
私がインターンシップに参加して感じたことは、短期間の就業体験でも企業ごとの特色が明確に現れるということです。
インターンシップの中には、真面目な雰囲気で進むものもあれば、和やかな雰囲気で進むものもあります。
会社や業界の風土や人柄、考え方の特徴を入社前に肌で感じられることが、一番のメリットだと言えます。
単位がもらえるインターンシップは一週間以上の場合が多いため、貴重な夏休みの時間がとられるというデメリットはあります。
学内発表会がある場合はそのために資料作りも必要です。
発表会までには十分な期間がある場合がほとんどなので、資料作りは早めに終わらせておくと良いでしょう。
また、参加中の態度があまりに悪いなど、人事担当者に悪い印象を与えてしまうと就職活動で不利になる可能性もあります。
ただし、インターン生は何も知らなくて当たり前のことなので、普通にしていれば全く問題はないです。
積極的に発言することで好印象を持ってもらうことができます。
2.訪問先の選び方
次に、訪問先の選び方について、私の意見も交えながら紹介します。
【訪問先の選び方】
・関心のある業界や企業を選ぶ
・学科と関連している業界や企業を選ぶ
・楽しめそうな内容のインターンシップを選ぶ
・興味が湧くものが見つからない場合や進学を志望している場合は、あえて興味のない業界を選んでみる
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基本的には、自分が関心のある企業や所属する学科に関連する業界を選ぶと良いです。
また、私の個人的な意見にはなりますが、インターンシップを楽しいと感じられる企業は入社してからも自分に合っている可能性が高いと思います。
これはインターンシップには会社や業界の特徴が大いに現れるためです。
私自身も数社インターンシップに参加しましたが、参加前は凄く良さそうだと感じていた企業でも、参加後に合わないと感じて候補から外したこともあります。
自分が楽しく働ける企業を探すという視点からも、楽しめそうな内容のインターンシップを選ぶと良いと思います。
しかし、学生の中にはどの業界にも興味が湧かない人や、進学を志望していてまだ就職のことは考えていないという人もいるかもしれません。
そういった場合は、視野を広げるチャンスだと思って今まであまり触れたことのない業界に飛び込んでみてください。今までは見えていなかった面白さに気付くかもしれません。
人数に限りがある企業ではインターンシップ自体に選考があったり、早い者勝ちということもあるので早いうちから自分が訪問したい企業を考えておくと良いと思います。
3.インターン先で実際にどのようなことをするのか
どこの企業でも基本的には以下のような流れで行われます。
【インターンシップの流れ】
①自己紹介やアイスブレイク
↓
②会社紹介
↓
③先輩社員との座談会
↓
④業務体験
↓
⑤発表会
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①最初に行われるのは自己紹介やアイスブレイクです。ここで、一緒に参加するインターン生たちと仲良くなることが大切です。
緊張する人もいると思いますが、リラックスして取り組みましょう。
②企業の紹介があり、企業についての知識を深めることができます。
面接を受ける場合は、参考になることもあるので、メモしておくようにしましょう。
③先輩社員との座談会が行われます。
先輩社員たちから社内の雰囲気や業務内容などについて直接聞くことができます。
事前に質問内容を考えておくとより有意義な座談会になります。
④業務体験です。業務内容に関連する課題が与えられ、チームを組んでその課題を解決する流れの企業が多いです。
私の経験では、コロナ禍でオンラインでの開催でした。
設計・開発、製造系のメーカー企業だったため、各自が成果物を作成して披露するという体験を行いました。
⑤最後に発表会が行われます。
自分たちが取り組んだ業務内容や企業についての課題提言を発表し、フィードバックをいただきます。
4.インターンの今後の進路への活用方法
インターンシップは、自分自身や企業、職種について理解を深めるとても良い機会です。
(業務体験や発表会などで自己表現やコミュニケーションのスキルを磨くこともできます。)
実際に企業の中に身を置いてみることで、イメージと異なる雰囲気や特色を発見できるかもしれません。
あまり興味がなかった企業でも、実際に働いてみると自分にとって理想的な会社だと感じることもあります。
また、高専生が参加可能な1dayインターンシップも数多くあります。
参加した人限定の説明会やイベントに招待されることもあり、外部には出ていない情報を得られる良い経験となります。
将来の進路決定に役立てるために、積極的にインターンシップに参加してみてください!