よろしいですか?
高専生のみなさん、こんにちは!高専Link運営事務局です。
本日のテーマは、「高専生がエントリーシートを書く時に注意すること」です。
この時期は応募企業を決めてエントリーシート(以降、ESと書きます)を書いている高専生も多いと思います。
昨年から数十名の高専生のESを見ましたが、「修正した方が良いな…と思うES」もあれば、「良くできているES」もありました。
そこで「良いES」に必要なことを簡単に説明します。
これからESを書こうと思っている方や、既に書いたがまだ提出していない方は、ぜひご覧ください。
目次
✓ 良いESの条件1:文章が分かりやすい
✓ 良いESの条件2:論理的・納得できる
✓ 良いESの条件3:エピソードが具体的・自分が何をしたかが明確
✓ 良いESの条件4:なぜその企業が良いか、どんな仕事をして、どんなことをやりたいかが明確
良いESの条件1:文章が分かりやすい
実は、読みやすいESと、読みづらいESがあります。
採用担当者や面接官など様々な方がESを読みます。
読みやすいESの方がもちろん良いです。相手に伝えたいことがきちんと伝わりますし適切な質問がきます。
ポイントは、「1つの文章が短いこと」「読みやすい日本語」です。
【1つの文章が短い】
1つの文章は短ければ短いほど良いです。
読みづらいESのほとんどは1つの文章が長いです。そして長い文章ほど複雑で読みづらくなります。
「また」「しかし」などの接続詞も使いすぎない方が読みやすいです。
【読みやすい日本語】
同じことを伝えていても、分かりづらい表現にならないように注意しましょう。
良いESほどシンプルで読みやすいです。
少し表現を変えたり、文章を入れ替えたりするだけで、読みやすさは格段に違います。
自分自身だと違和感を持たないこともあるので、親や先生、友人など第三者に見てもらうと良いです。
良いESの条件2:論理的・納得できる
論理的に構成されているESは、納得感があります。
例えば自己PRであれば、論理的なESと論理的ではないESには以下のような違いがあります。
【論理的な自己PR】
私はAという強みがある。Bという場面で発揮した。Cという課題があり、解決するためにDと考え、Eという行動を起こした。結果Fを達成できた。このようにAという強みを活かして、貴社でGという活躍をしたい。
【論理的ではない自己PR】
私はAという強みがある。Bという場面で発揮した。Cという課題があったが、Fを達成できた。このようにAという強みを活かして貴社で活躍したい。
論理的ではないESでは、「結果までのプロセスがあいまい」「自分自身が何をしたのかがあいまい」「どのように会社で活躍したいかがあいまい」です。
良く見受けられますので気を付けましょう。
ちなみに、論理的なESほど「絶対に必要な言葉」だけで構成されていて、論理的でないESほど「あってもなくてもどちらでも良い言葉=無駄な言葉」が多いです。
「無駄な言葉」をなくした方がシンプルで読みやすくなりますので気を付けましょう。
良いESの条件3:エピソードが具体的・自分が何をしたかが明確
先ほどの条件2「論理的・納得できる」でも説明しましたが、良いESほど「結果までのプロセスが明確」です。
企業が知りたいことは、結果ではなく、結果までのプロセスを最も知りたがっています。
良いESほどエピソードが具体的です。どんな課題があり、自分がどのように考え、どのように乗り越えたか、が明確になっています。
また、良くある失敗として「自分自身が何をしたか」が分からないESがあります。
「チーム全体でどうだったか」ではなく、「あなたは何をしたか」を明確に書くようにしましょう。
企業が知りたいことは、「あなたが何を考え行動したか」です。
良いESの条件4:なぜその企業が良いか、どんな仕事をして、どんなことをやりたいかが明確
志望動機が明確になっておらず、あいまいな高専生がいます。
良いESは、「なぜその企業が良いか」が過去の経験やエピソードを元に論理的に記載されています。
また、「入社後にどんな仕事をして、どんなことをやりたいか」が明確になっています。
企業研究をあまりしていない高専生ほど、「入社後にどんな仕事をして、どんなことをやりたいか」があいまい、または書かれていないことが多いので注意しましょう。
【志望動機で必ず入れて欲しいこと】
・「なぜその企業が良いか」が過去の経験やエピソードを元に論理的に記載する
・「入社後にどんな仕事をして、どんなことをやりたいか」を明確にして記載する
「エントリーシートを書く時に注意すること」は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。