よろしいですか?
高専生のみなさん、こんにちは!
高専Link運営事務局です。
本日のテーマは、「高専生がインターンシップに参加する目的と選び方」について伝えていきます。
インターンシップ先を選んでいる高専生も、すでにインターンシップ先を決めた高専生もいると思います。どちらの方にも参考となる内容になっています。
多くの高専生が中間テストの時期だと思います。テスト勉強や趣味の合間にご覧ください。
目次
✓ 結論
✓ 皆さんはどんな企業・モノ・職種・働き方・生活をしたいか?
✓ 外の世界・社会を知るとは?
✓ インターンシップに参加する目的とは何か?
✓ インターンシップやセミナーの選び方~参加後
✓ まとめ
結論
働くイメージや企業選びの方針を決めるために、単位認定型インターンシップ、そして単位認定にはならないインターンシップやセミナーにも積極的に足を運びましょう。
なぜならば、皆さんが納得して志望企業やキャリアを選択するために以下の2つが必要だからです。
1.皆さんが知っている範囲を広げる
2.1社のことを深く知る
その理由、そしてどんなインターンシップやセミナーに行くべきかをこれから説明します。
皆さんはどんな企業・モノ・職種・働き方・生活をしたいか?
進学・編入する方でもいつかは必ず働きます。(自宅警備は除きますよ!)
そこで皆さんに質問です。
皆さんは、どんな企業で、どんなモノに携わり、どんな職種で、どんな働き方をして、どんな生活をしていたいですか?
おそらく多くの方が「分からない」「具体的にはイメージできない」と回答すると思います。
理由は、外の世界・社会を知らないからです。
日本には300万社を超える企業が存在します。
つまり世の中にはたくさんの業界・企業・仕事があるわけです。
もちろんそこで働くエンジニアや働く環境も企業によってバラバラです。
しかし、多くの学生はアルバイトを除いて働いたことがありません。
働いたことがない皆さんが社会人として働くイメージをするのは非常に難しいことです。
なぜなら、私たちは誰もが「自分が知っている範囲」でしかイメージや選択ができないからです。
そして、学生だからという理由に加えて「高専生だから」という理由も挙げられます。(誹謗中傷しているわけではありません)
高専によって異なりますが、基本的には5年間同じ学科のメンバーと過ごします。多くの高専は田舎にあるので外部の人(社会人等)との交流もそこまで多くありません。
工学に関してはばっちりですが、大学生に比べると様々な人と交わる経験が不足しがちです。
皆さんが能動的に動かない限り、皆さんの知っている世界が広がりづらい環境にあるという理由も挙げられます。
つまり、「外の世界・社会を知る」ことが、皆さんの理想的な働き方を考えるために、そして志望企業を決めるためにも必要になります。
外の世界・社会を知るとは?
「外の世界・社会を知る」には2つの意味があります。
① 皆さんが知っている範囲を広げる
考え方は買い物と同じです。
様々な商品を見ずに買った場合、「こんなのがあったのか!」「こっちの方が良かった!」と後から気づくこともあると思います。
つまり就職活動においても納得できる選択をするためには、限られた選択肢の中から選ぶよりも、多くの選択肢から選んだ方が、皆さんが望む企業・モノ・職種・働き方・生活が見つかります。
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② 1社のことを深く知る
これも買い物で例えます。スマホやパソコンを一度も使ったことがない人は、スペックを見ても何もイメージができないと思います。反対に使用したことがある人であれば、持っている機種を基準にスペックの優劣をつけることができます。
就職活動でも同じです。
1社について深く知り、その企業を基準に考えることにより、他社を見比べた時に自分にとっての良し悪し・優劣をつけることができます。
基準がないと「よく分からない…」となってしまいます。納得できる選択をするためには基準が必要になります。
インターンシップに参加する目的とは何か?
皆さんは、どんな企業で、どんなモノに携わり、どんな職種で、どんな働き方をして、どんな生活をしていたいですか?
この問いに答えるためには、「皆さんが知っている範囲を広げる」「1社のことを深く知る」ことが必要です。
それには経験(インプット)することにより知っている範囲を広げ、理解を深めていく以外に方法はありません。
その最も良い方法がインターンシップであり、また企業が開催するセミナーや工場・職場見学会に参加することです。先輩や社会人と話すことも良い方法です。
高専生は授業・テスト・実習・レポートなどがあり平日に参加するのはハードルが高いと思います。
そして夏休み(8月~)の次にある大型連休は春休み(3月~)です。しかし春休みは志望企業を決めて応募をする時期となります。
つまり、夏休みは高専生が社会について「知っている範囲を広げる」「1社のことを深く知る」最も適した時期です。
業界研究や職種研究など社会について知る勉強はできますが、あくまで座学は座学。
インターンシップやセミナーに参加して自分の肌で感じることで初めて理解することができます。
インターンシップやセミナーの選び方~参加後
インターンシップや企業が開催するセミナー等に参加する目的はご理解いただけたと思います。
ここからは、インターンシップやセミナーの選び方、そして参加前後に行ってほしいことをお伝えします。
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① インターンシップやセミナーの種類を知ろう「はじめに」
✓ 単位認定型インターンシップ
多くの高専生は、学校に届く「単位認定型インターンシップ」は見ると思います。
主に5日以上のインターンシップに参加できて単位ももらえる、そして宿泊費や交通費、さらには昼食代が支給される企業も多いためメリットばかりです。できる限り利用しましょう。
それ以外にも外の世界・社会を知る機会はたくさんあります。単位認定型インターンシップは期間も長いため1社のことを深く知る側面が強いです。皆さんが知っている範囲を広げるためには以下も積極的に参加すると良いです。
✓ 単位認定外インターンシップ(1日~)
✓ 工場・職場見学会
✓ 先輩との座談会
✓ 会社説明会
これらは学校によっては先生からお知らせしてもらえるところもありますが、学校には情報がきていない場合もあります。
知らない業界・職種ほど参加したほうが良いです。高専Linkや企業の採用HPを見て探しましょう。
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② 参加する目的を整理する「何を学ぶ?」
皆さんが知りたいことは何ですか?今現在イメージできないことは何ですか?
✓ 仕事内容が想像できない
✓ どんな環境で働くのか知りたい
✓ ○○企業の社風や働く人たちを知りたい etc.
人それぞれ知りたいこと、イメージできないことは異なると思います。
まずは「何を学びに行く」のか皆さんの目的を決めましょう。
「分からないことが分からない」という方は、少しでも興味が湧くインターンシップやセミナーにまずは参加してみましょう。参加することで分からないことが明確になります。
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③ 探す・選ぶ「どこに行く?」
皆さんが学びたい目的に沿ってインターンシップやセミナーの内容を見て参加有無を決めましょう。
ちなみに、新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインのインターンシップやセミナーも増えています。オンラインですが、仕事の体験だけではなく、先輩社員と話ができる機会もあります。(もちろん企業によるので開催内容を良くご覧ください)
オンラインでも皆さんの目的が達成できるものはたくさんあるため、目的次第ですがオンラインのインターンシップやセミナーも積極的に参加すると良いと思います。
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④ 参加する前に企業について調べる「どんな会社?」
「1社のことを深く知る」ことがインターンシップやセミナーの目的の一つです。
参加企業についてHPやパンフレットを元に事前に調べてから参加するようにしましょう。
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⑤ 参加後は振り返りと方針を考える「企業選びの方針は?」
参加して終わりではありません。以下のステップで振り返り、そして企業選びの方針を考えていきましょう。
✓ 参加目的は達成できたか考える
↓
✓ 学んだことや新たな気付き、疑問をまとめる
↓
✓ インターンシップ・セミナーを振り返り「会社選びの方針」を考える
(※別途記事や動画を作る予定です)
↓
✓ 参加後に生まれた疑問や知りたいことを学びにセミナー等に参加する
↓
✓ 一番上に戻る
まとめ
以上が、高専Linkが考える「高専生がインターンシップに参加する目的と選び方」でした。
インターンシップはとても貴重な機会です。
まだインターンシップ先を選んでいる高専生も、すでにインターンシップ先を決めた高専生も目的を考えて有効活用してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。