よろしいですか?
高専生のみなさん、こんにちは!
高専Link運営事務局です。
本日のテーマは、特に2022年卒の高専生に向けた記事です。
すでに就職活動を終えた方もいると思いますが、まだ続けている方もいると思います。
今回は「残念ながら(1社目の)採用選考で落ちた」という高専生に対して、理由とその後の動き方をお伝えします。
2022年卒の方はもちろん、2023年卒以降の方も参考になると思います。
なお、今回の記事は、基本的には学校推薦応募の場合を想定しております。
自由応募にも同じことが言えますが、自由応募の場合の補足情報もお伝えしています。
目次
✓ 結論
✓ 考えられるケース(理由)と解決策
・会話が成り立たない
・高専生の志向・求める条件と企業の採用条件が合わない
・採用枠に対して応募が来すぎた
・受験社数が少ない ※自由応募の場合
✓ 今後の動き方
✓ まとめ
結論
「面接で落ちた⁉」と焦る方もいるかもしれませんが、全く焦る必要はありません。
応募受付を終了した企業もありますが、高専生の採用活動を続けている企業はたくさんあります。
皆さんの企業選びの志向や条件が整理できていれば、あなたに合う企業は必ず見つかります。
考えられるケース(理由)と解決策
それでは、考えられるケース(理由)を解説します。
※もちろん学生・企業毎に異なりますので、あくまで一般論を伝えています
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①「会話が成り立たない」
「高専生を積極的に採用したい」と思っている企業であれば、エントリーシートの内容やWEBテストの点数が芳(かんば)しくなかったとしても大きな問題にはなりません。
また、話している内容が企業の事業や仕事内容とかけ離れている場合は論外ですが、面接の受け答えが上手にできなかったとしても、そこまで大きな問題にはなりません。
多くの企業が面接において最も重視していることは、「面接官と会話」ができることです。
つまり、面接官と会話が成り立っていない場合は不採用になります。
<NG例>
× 要点がなく長々とずっと自分のことだけを話す
× 質問された内容に対して的外れな回答をする
× 覚えてきたことをそのまま話す
× 目線を合わせることができない …etc
<解決策>
面接は、「面接官との会話」ということを意識して話をしましょう。
そのためにも、「志望動機」や「学生時代に力を入れたこと」などエントリーシートに書いた内容を丸暗記するのではなく、会話の中で自分の言葉で話せるようにしてください。
自分の考えを整理してアウトプットの練習をしておくと良いと思います。
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②「高専生の志向・求める条件と企業の採用条件が合わない」
採用担当者が恐れていることは、入社後のミスマッチです。
つまり、配属(希望職種・配属事業部)、勤務地、転勤有無、働き方、働く環境など、皆さんが求める条件と企業の採用条件(上記に加えて、求める人物像も)が合わない場合は不採用になります。
<NG例>
(学生)転勤はしたくない × (企業)転勤の可能性もある
(学生)●●職で働きたい × (企業)●●職への配属は難しい
(学生)●●が得意 × (企業)弊社では●●が活かせる場面が少ない
<解決策>
企業研究・企業理解が不足している可能性が高いです。
特に学校推薦の場合は、企業についてあまり理解せずに受験する高専生もいるようなので、ミスマッチが起きないように「説明を聞く」「HPを見る」など事前に企業研究をしっかり行いましょう。
※ただし、様々な事情から企業が採用条件をオープンにできない場合もあります。その場合は、皆さんに非はありません。
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③「採用枠に対して応募が来すぎた」
企業側の事情で不採用となる場合もあります。
例えば、企業は新卒採用枠や一部企業では高専生の採用枠があります。
採用枠に対して応募数があまりに多い場合は、合格水準の学生でも落とさざるを得ないこともあります。(採用枠を超えていても採用してもらえる企業もあるため、企業により異なります)
<解決策>
解決できる問題ではないため、気持ちを切り替えて次の企業を探しましょう。
ただし、基本的には採用枠という上限があるため、応募は早い方が有利だと思ってください。あとになるほど採用枠が埋まっていくからです。
特に、応募締切が複数回に分かれている企業の場合は、初回締切は採用枠が埋まっていない分、比較をすると有利だと考えられます。(もちろん企業により異なります)
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④「1社ずつ受験をする」※自由応募の場合
「1社ずつ受験すれば大丈夫」と思っている方はいませんか?
自由応募の場合は、自由にそして複数社同時に選考を受験できるメリットがありますが、学校推薦応募とは異なり特に選考ステップが増える分、合格率は下がる傾向です。
つまり採用選考に落ちる確率の方が高いと思って臨んだ方が良いです。
そのため、自由応募の場合は合格率を考えると「1社ずつ受験をする」方法はあまりオススメできません。
<解決策>
理工系大学生は少なくとも5~10社程度は受験します。
自由応募の高専生も1社ずつではなく、「複数社同時」に受験することをオススメします。比較しながら進められるので企業理解はもちろん、企業選びの志向や入社企業に求める条件も整理できます。
今後の動き方
特に学校推薦応募の今後の動き方を解説します。
①考えを整理して志望順位を決める
焦らなくて良いです。まずは企業選びの志向や求める条件をもう一度整理してください。
そして、学校に来ている求人票・HP・パンフレット・高専Link・先生からの話を元に志望企業を3社程度選び、志望順位も合わせて考えましょう。
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② まずは先生に相談。問い合わせをしてもらう
応募受付が終了している企業もあります。採用HPや高専Linkに「応募受付中」と情報が載っている場合は良いですが、応募を受け付けているのか分からない企業もたくさんあります。
まずは就職指導の先生に相談して、志望順位が高い順に先生から問い合わせをしてもらいましょう。(もちろん皆さんが自ら問い合わせても問題ありません)
可能であれば、応募する前に「会社説明や工場・職場見学への参加する」「OBOGから話を聞く」とミスマッチを防止でき企業理解も深まるため良いと思います。
※自由応募の場合は、採用HPやナビサイトからエントリーしてください
まとめ
以上が、高専Linkが考える『1社目の選考に落ちた!という高専生に伝える「理由と今後の動き方」』でした。
2022年卒の方はもちろん、2023年卒以降の方も参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。